V93000 EXA Scaleの新電源カード「DC Scale XHC32」を発表 AI/HPCなどの大電流デバイスのテストを最適化

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株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 代表取締役:Douglas Lefever、以下「当社」)は、SoCテスト・システム「V93000 EXA Scale」用の電源カード「DC Scale XHC32」を新たに発表しました。DC Scale XHC32は、カード1枚あたり32チャネル、最大640Aの電流を提供し、AIアクセラレータ、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)、グラフィカル・プロセッシング・ユニット(GPU)、およびネットワーク・スイッチやハイエンドのアプリケーション・プロセッサ(APU)といった大電流デバイスのテストにおいて急速に高まる電力要件に効率的に対応することができます。

DC Scale XHC32

1V以下のコア電圧で1,000A以上の超大電流要件が求められるデバイスには、そのテストにも正確な電力供給能力が求められます。DC Scale XHC32は、1枚のカードですべての大電流要件をカバーするとともに、無制限かつフレキシブルなチャネル・ギャンギング、高速ロード・ステップおよびクランプ・レスポンス、拡張プロファイリング機能を実現することで、V93000 EXA Scaleの能力をさらに拡張します。

当社執行役員 Ralf Stoffels (ATEビジネスグループ SoCテスト事業本部 93000プロダクトユニット 統括部長)コメント:

AIやHPC、GPUなどの先端デバイスにおいて、非常に大きな電流を必要とする2.5/3Dデバイスのマルチサイト並列テストを行うためのソリューションに対するニーズが非常に高まっています。DC Scale XHC32は、1枚のカードで640Aという過去にも前例のない大電流を供給することができるとともに、業界随一の安全機能で機器を破損から保護し、高電力を必要とするあらゆるデバイスのテストに最適です。

DC Scale XHC32は、既存のDC Scale UHC4Tカードとの完全なアプリケーション互換性を持ち、既存のデバイス・アンダー・テスト(DUT)ボードを効率的に再利用しながら、新世代のハイパワー電源へのシームレスな移行を可能にします。DC Scale XHC32は、特許取得済みの独自の保護技術を採用することで、プローブ・カードやテスト・ソケットを損傷するリスクを排除し、テスト・コスト(CoT)を削減します。この新機能により、顧客は大電流のAIやHPC向けデバイスを安全にテストできるだけでなく、テスト設備を最大限活用することができます。この高密度な電源カードDC Scale XHC32をご利用いただくことで、顧客はより小型のテストヘッド・インフラストラクチャを選択することが可能となるうえ、同時測定DUT数を増やすことで全体的なCoTを削減することが可能です。

DC Scale XHC32はすでに複数の顧客サイトに導入されており、6月からグローバルに販売開始予定です。

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安全・安心・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。

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