マイクロLEDディスプレイ製造分野における戦略的パートナーシップを締結

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株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 代表取締役:Douglas Lefever、以下「アドバンテスト」)と東レエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩出卓、以下「東レエンジ」)は、この度、ミニ/マイクロLEDディスプレイの製造分野において、パートナーシップを締結したことを発表しました。今後両社はミニ/マイクロLEDディスプレイ製造における統合データ連携ソリューションの技術面での提携を通して、ミニ/マイクロLEDディスプレイの市場拡大の加速と、マイクロLEDディスプレイの早期普及を目指します。

両社の検査・転写・実装技術やデータ解析技術、製造に関連する技術を、ディスプレイメーカーである顧客に提供することで、ミニ/マイクロLEDディスプレイの効率的な生産技術の確立および市場の拡大を共同で推進してまいります。

マイクロLEDディスプレイは、数十μm角の微細なLEDチップを基板に敷き詰めたもので、バックライトを使わない自発光ディスプレイのため、コントラスト比が高く、低消費電力や長寿命といった特徴をもち、環境配慮型の次世代ディスプレイとして注目されています。今後、スマートウォッチや車載用ディスプレイといった小型・中型ディスプレイから、家庭用・業務用など大型ディスプレイまで、飛躍的な拡大が予想されています。

一方で、マイクロLEDディスプレイは、4Kのディスプレイの場合、約2500万個もの微細なLEDを精緻に配列する必要があります。さらに数%の割合で含まれている欠陥LEDを排除しながら工程を進める必要があるため、製造には高い技術力と材料技術が求められます。

東レエンジは、半導体分野で培った最先端の実装・検査技術を応用し、ミニ/マイクロLEDディスプレイ製造向けに外観検査・レーザー転写・実装・リペアの全工程にわたる技術を連携させるとともに、一貫生産技術・装置の展開を通じて製造技術をリードしてまいりました。これらの製造技術と、アドバンテストが持つ各製造装置および工程間のデータ連携、データ解析技術ならびにテスト技術を組み合わせることで、欠陥LEDの原因を効率よく特定することが可能になります。

アドバンテストと東レエンジは、両社のパートナーシップによりさらなる高品質、高効率なミニ/マイクロLEDディスプレイ製造技術の開発に取り組んでいくとともに、環境配慮型の次世代ディスプレイの普及を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

東レエンジニアリングについて

東レエンジニアリングは、革新的なエンジニアリング技術で社会を変えるソリューションを提供する企業です。当社は1960年の創業以来、プラント建設やFA機器をはじめ、FPD・半導体製造装置、フィルム、ディスプレイ材料などの最先端の製造設備・機器の開発・製造を行ってまいりました。私たちは、事業ブランド「TRENG」(トレンジ)の下、新たな価値の創造と持続可能な社会の実現に向けたソリューションの実現を通じて社会に貢献します。詳細は当社ウェブサイト(www.toray-eng.co.jp)をご覧ください。

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安全・安心・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。

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