株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、フットプリントを極限まで削減したメモリ・テスト・セルの新シリーズ「inteXcell」の販売を開始しました。高密度化、省電力化、インタフェースの高速化といったメモリ・デバイスの後工程テストの課題に対し、設計評価から量産まで一つのプラットフォームで対応します。
inteXcellは、フレキシブルなシステム構成、広範なテスト・カバレッジ、高スループットのハンドリングを統合した、業界の先駆けとなるテスト・ソリューションです。今回発表したユニットは、DRAMとNANDフラッシュのさまざまなテスト用途をカバーするメモリ・テスト・システム「T5835」をベースに、コンパクトな構造で床面積を当社従来製品比で1/3に縮小しました。テスト・セルは1台から4台まで任意にセットすることができ、セル1台あたり384個、最大1,536個のデバイスを高速かつ高精度で並行してテスト可能です。加えて、各セルは独立して非同期でテストすることができます。フレキシブルなシステム構成で、システムの稼働率向上と、合理化されたセルベースでのメンテナンスの効率化を実現します。
inteXcellの初号機は2023年の4-6月期に出荷予定です。
アドバンテストについて
アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。
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