メモリ・テスト・システム「T5851-STM16G」にNVMeのシステム・レベル・テスト機能を追加

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株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明、以下「当社」)は、このほど、NVMe(不揮発性メモリに最適化した高速通信プロトコル)のシステム・レベル・テスト機能を追加したメモリ・テスト・システム「T5851-STM16G」を大手メモリ・メーカーに納入いたしました。今回の機能拡張を通じて、車載用途にSSDが普及し自動運転の社会実装が加速することを支援します。

T5851-STM16G

車載半導体市場は年々20~25%のペースで拡大し、2026年には1,000億ドル規模に達すると予想されています。今後5年間では5G通信やハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)などと並ぶ、半導体需要における最大のけん引役になることが見込まれています。急成長のドライバーとなっているのが、先進運転支援システム(ADAS)をはじめとする自動運転の社会実装です。そこでは大量のデータを高速で読み書きするため、NVMe BGA SSDに対する需要が高まっています。SSDを開発しコスト効率良く量産するために、メモリ・メーカーは信頼性とコスト効率に優れたテスト・ソリューションを必要としています。

T5851-STM16Gは、NVMe BGA SSDのシステム・レベル・テストに最適なテスト・システムで、あらゆる世代のBGA SSDの開発環境や量産工程での評価にお使いいただけます。UFSやPCIeを含むさまざまなハードウエア・インタフェースに対応可能な汎用性と、最大16 Gbpsの試験速度を備えています。当社のテスト・システムで広く採用している「Tester-per-DUT」アーキテクチャにより、最大768個のデバイスを同時にシステム・レベルでテストします。ユーザの最新のメモリ・デバイス設計と早期市場投入に貢献するテスト・システムです。

また、ソフトウェアは当社メモリ・テスト・システムの標準OSである「FutureSuite」を採用しています。T5800シリーズのすべての製品と容易に統合することができ、新規デバイスの立ち上げ工期を最小限に抑えます。

「T5851-STM16G」は新規に発注いただけるほか、既存のT5851やT583Xシリーズを活用して機能を拡張することも可能です。

  • BGA:球形の電極を格子状に配置した半導体パッケージ

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。

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