学術機関が当社の半導体生産データを無償で参照できる「ACS University Program」を発表

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株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、当社のAdvantest Cloud Solutions™(ACS)エコシステムに学術機関が無償で参加できる「ACS University Program」を開始いたします。このプログラムを通して、パートナーとなる学術機関(大学パートナー)は、アドバンテストが所有する半導体のリアルな製造データを参照し、研究に活用することができます。参照可能なデータは、アドバンテストが自社のために設計・開発・生産している半導体デバイスのデータであり、アドバンテストが開発、運営している商用データエコシステムACS Data Platform 上に蓄積、保管されています。また、大学パートナーには参照データを活用した研究成果を発表する機会も用意し、学術機関のグローバルな研究の推進を支援します。

今日の半導体バリューチェーンにおいて重要となる研究、すなわちデバイスの歩留まりや品質、特性に関わる研究には、プロセスの変動やその他の物理的なプロセス特性を精緻に捉える必要があり、そのためには実際の半導体プロセスから大量のデータを得ることが重要となっています。

ACS University Programを通じて利用可能となるデータは、ダイレベルでのトレーサビリティが保証されるなど、研究に活用しやすい形で提供されます。大学パートナーはそのデータを活用して、研究結果を半導体産業の現場と同等の環境で検証することができます。学術機関に実際のデータやユース・ケースにアクセスできる環境を提供することで、当社は半導体バリューチェーンのイノベーションとブレイクスルーの創出を応援します。

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。

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