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「EXA Scale EX」は、エンジニアリング・ラボの限られたスペースにも設置可能な小型テスト・ステーション
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テスト・ハンドラ「M4171」と組み合わせることで、同じフロア面積でテスト能力を従来製品比4倍に拡大
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デバイスの開発から量産までシームレスなテスト・プログラムの移行を可能にし、新規デバイスの迅速な量産立ち上げをサポート
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、高機能デバイスのスキャン・テストおよびファンクショナル・テストの立ち上げからデバッグ、そして特性評価にお使いいただける小型テスト・ステーション「EXA Scale EX」を発表しました。EXA Scale EXは非常にコンパクトなサイズでコスト・パフォーマンスに優れ、デバイスを開発するエンジニアリング・ラボのキャパシティの拡大に最適なソリューションです。また、量産用システムとの互換性を有し、エンジニアは新たに開発したテスト手法、テストボード、治具、プログラムなどのテスト・コンテンツを量産環境にスムーズに移行することができます。
先端デジタル・デバイスがさらに高機能化・複雑化し、半導体需要が一層高まる中、半導体メーカーは量産との互換性を保ちながらエンジニアリング機能を拡張する必要があります。
EXA Scale EXは、半導体の量産工場だけでなく、スタートアップ企業やデザインハウスにも適した製品です。3スロットのテスト・ヘッドは省スペース、低消費電力といった特長を備え、高度に集約されたエンジニアリング・ラボを低コストで実現します。当社のテスト・ハンドラ「M4171」と組み合わせてご使用いただくことで、既存の開発フロアを拡張することなくテスト能力が4倍に拡大し、遠隔操作と試験温度制御も可能となります。また、テスト・ハンドラにカメラを搭載することで、エンジニアがテスト・セルの動作をリモートでモニタリングすることも可能です。
EXA Scale EXは、DUTボード、デジタル・チャネル・カード、デバイス電源、システム・ソフトウェア「SmarTest 8」など、当社のSoCテスト・システム「V93000」と同じ機器とソフトウェアを使用しています。テスト・コンテンツの開発から量産への迅速かつスムーズな移行を可能とし、デジタル・デバイスの立ち上げやパターン検証の工期短縮など新製品の速やかな市場投入に貢献します。
当社 経営執行役員 Jurgen Serrer コメント:
EXA Scale EXは、V93000プラットフォームのデジタルIC向けテスト・セルを研究開発の現場に拡張し、デバイスの開発から量産へのシームレスなテスト・プログラムの移行に貢献します。当社は引き続き、お客様に最大限の価値をもたらすソリューションを提供してまいります。
EXA Scale EXのテスト・ステーションは、既にパイロット・カスタマーに納入されており、その他のお客様からも新規採用いただいております。
アドバンテストについて
アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。
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