新メモリ・テスト・システム「T5835」を発表 テスト・スピード従来製品比2倍以上、DRAM、NANDフラッシュメモリ両方の高速テストに対応

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株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:吉田 芳明)は、メモリ・テスト・システムの新製品「T5835」を発表しました。従来製品「T5833」の後継機として、同製品比2倍以上となる5.4Gbpsのテスト・スピードと多数個同時測定で、DRAMおよびNANDフラッシュの高速テストのスループット向上とテスト・コスト削減を可能にします。

メモリICのデータレートは上昇の一途をたどっています。後工程DRAMコア試験やNANDフラッシュのテストでは、高速化を継続しつつ、コストを維持ないし改善可能なテスト・ソリューションが求められています。

T5835は、最大5.4Gbpsの試験速度で、NANDフラッシュからDDR-DRAM、LPDDR-DRAMに至る次世代メモリチップの試験を、パッケージ試験だけでなく高速ウェーハ試験まで広くカバーします。768個のデバイスを同時に測定でき、業界最高水準のスループットでテスト・コストを削減します。また、モバイルメモリ向けに応答速度を高めたデバイス用電源などの機能を備え、試験歩留まり向上を可能にします。

T5800シリーズをベースに設計されたT5835は、システムの拡張性と柔軟性を兼ね備え、ウェーハ・テストとパッケージ・テストの両方で優れた性能を発揮します。研究開発や量産の環境に合わせた、3種類の大きさのテスト・ヘッドも用意しています。システム構成とOSは当社の従来メモリテスタを継承し、テストプログラムの互換性も確保しています。

T5835は、メモリテスタ市場のグローバル・スタンダードであるT5800シリーズ最新機種として高い性能と豊富な機能を備えています。初号機の出荷は12月末頃を予定しています。

メモリ・テスト・システムT5835

アドバンテストについて

アドバンテストは、計測技術をコアテクノロジーとするテスト・ソリューションカンパニーです。1954年の創業以来、エレクトロニクスの発展とともに成長し、人びとの暮らしの「安心・安全・心地よい」をサポートしてきました。主力製品となる半導体試験装置は世界最大手であり、当社の海外売上高比率は9割を超えています。アドバンテストは、「先端技術を先端で支える」という企業理念のもと、進展著しいデジタル社会のインフラストラクチャーである半導体の品質や信頼性の向上を通じて、社会の持続可能な発展に寄与しています。詳しくは当社ウェブサイト(www.advantest.com/ja/)をご参照ください。

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